まさにアラフィフ世代に突入。
40代後半から50代にかけて、ふとした瞬間に「自分が空っぽに感じる」こと、ありませんか?
子どもの手が離れてきて、仕事も家事もそこそここなしているのに、「私って何者だっけ?」と思うことが増えたように感じます。
私はまさにそんな状態で、「なんだか自信が持てない」「私なんて…」が口癖になっていました。
でも、ちょっとした習慣を意識することで、少しずつ気持ちが整い、自分を大切にできるようになってきたんです。
- 自己肯定感が低くなりやすいアラフィフ世代の特徴とは
- アラフィフの自己肯定感を上げるための、やさしい5つの習慣!
- 落ち込んだときの自分との向き合い方について
こちらの記事では、そんなアラフィフの私が実際にやってみてよかった「自己肯定感を上げる習慣」をご紹介します。
アラフィフが自己肯定感を上げる必要性とは

アラフィフ世代にとっての自己肯定感は、これまでをねぎらい、これからを楽しむための土台です。
自分を大切にできるようになることは、この先の人生を豊かにする第一歩になります。
アラフィフ世代は、たくさんの経験を積んでいますよね。
しかし、アラフィフ世代の女性はちょうど更年期に差し掛かる頃で、ちょっとした失敗や物事に対してネガティブに捉えがちになってたりしませんか?
更年期・体調・見た目の変化による自己否定感が増してしまい、「昔はもっと頑張れたのに・・・」などと落ち込みやすくなる時期かと思います。
自己肯定感が高いと、「今の自分も悪くない」と捉えることができますよ。
そもそも自己肯定感って何?
「自己肯定感」と聞くと、完璧な人が持つもののように感じるかもしれませんが、実はそうではなくて、「ありのままの自分をOKと思える力」のことです。
若い頃は「やる気」や「がんばり」で自信を持てていたけれど、アラフィフになると人生の役割が変わり、自分の存在価値を見失いやすくなるのも自然なことだと思います。
でも、私たちアラフィフは、今までの経験値をもっと自分自身が認めていくことも大切なんですよね。
- 失敗しても「こんなときもある」と思える
- 他人と比べても「私は私」と思える
- できない日があっても「それでも私には価値がある」と思える
こうした心の土台が、自己肯定感です。
自己肯定感と自信や自己評価との違い
自己肯定感は、「自信がある」とか「自己評価が高い」とは、ちょっと違います。
自信 | 「私はきっとやれる」という行動への前向きな気持ち |
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自己評価 | 「私は○○ができる」「私は○○が得意」という能力ベースの評価 |
自己肯定感 | 「できても、できなくても、私は私でOK」と思える感覚 |
成果や能力に関係なく、自分の存在そのものにOKを出せるのが「自己肯定感」なのです。
自己肯定感が高いとどうなる?
自己肯定感が高い人は、完璧でなくても「今の自分でいい」と思える心の土台が整っています。
そのため、多少の失敗や人間関係の問題があっても、必要以上に自分を責めずにいることができるのです。
たとえば、土台が整うと
- 落ち込んでも立ち直りが早くなる
→「こんな日もあるよね」と気持ちを切り替えることができる - 人と比べすぎなくなる
→SNSや職場、友人関係でも「私は私」と思えるようになる - 新しいことに挑戦する気持ちが生まれやすくなる
→結果よりも「やってみたい」という気持ちを大切にするようになる - 他人の評価に左右されなくなる
→誰かに褒められなくても、自分のペースで満足できるようになる - 自分の心や体の声に敏感になる
→「無理してるかも」「今日は休みたい」と素直に気付けるようになる
自己肯定感は、見た目の明るさや外向性とは関係なく、内側にある「自分との信頼関係」のようなものです。
年齢を重ねたアラフィフ世代だからこそ、自分に優しく寄り添って見直していくことが、これからの人生を軽やかにするカギになります。
アラフィフの私が試してよかった、自己肯定感を上げる習慣5選

アラフィフだからこそ自分自身を褒めたい!
自己肯定感は、ちょっとした心がけで上げることができます。
- 朝に「今日の自分への一言メッセージ」を書く
- SNSを見すぎない
- 「できたことリスト」を1日1個だけ書く
- 身だしなみを整える(部屋着でもお気に入りを)
- 「○○しなきゃいけない」から「○○してもいい」に言い換える
1. 朝に 「今日の自分への一言メッセージ」を書く
1日の始まりに、手帳やノートの片隅に「今日の自分への一言メッセージ」を書いてみましょう。
- 今日はいつもより早く目が覚めた、天気がよくて幸せだね
- 美味しいコーヒーが今日も飲めているね
- 家族がいて幸せと感じてるね
- 今日はゆっくり過ごせそう、何をしようかな
日々の小さな幸せの出来事を書くとテンションが上がります。また、自分への労いのことばを書くのもおすすめです。
忙しい朝でも、「10秒でできる心のエール」。言葉の力って想像以上で、自分への扱いが少しずつやさしくなっていくのを感じます。
2. SNSを見すぎない
ついついやってしまいがちなのは、暇つぶしのためのスマホ。
そして、SNSを眺めては周りの人の行動が気になってします。知らず知らずに他人をうらやましく思い、「あの人はキラキラしてるのに・・・私は・・・」と思ってしまう。
そんな毎日を繰り返していませんか?
私は、気づけば無意識にSNSを見てしまい、自分でも気づかないうちに心がざわついていました。
そこで最近は、意識的に「SNSを見ない日」を作るようにしています。
たった1日でも、スマホから距離を置くだけで、「私は私」「今を生きる」という感覚が持てるようになったと感じてます。
心の静けさを取り戻すには、「情報を足す」のではなく「情報を減らす」ことが大切だと思います。
3.「できたことリスト」を1日1個だけ書く
アラフィフ世代は、少しづつ自分の時間が取れるようになってきますね。
朝でも夜でもいいと思うのですが、自分と向き合う時間を作ってみましょう。
家族が起きてくる前や寝静まった後に、なるべく一人になる時間を見つけます。
例えば「今日(昨日)も、よく頑張った!」「家族のためにご飯を作ってえらい!」「いつもより少し早く起きることができた素晴らしい!」など簡単なことでもいいのです。
誰かと比べて自分を褒めてはいけません。比べるのは自分自身です。昨日の自分よりも少しだけ成長していればいいという感覚で書きましょう。
毎日の小さな褒め体験が、自己肯定感の土台づくりとなります。
4. 身だしなみを整える(部屋着でもお気に入りを)
アラフィフ世代だからこそ、誰にも会わない日にも、少しだけ「自分のために」整える時間を大切にしたいものです。
たとえば、お気に入りの部屋着に着替える、髪をととのえる、リップだけでも塗ってみる。それだけで、「私は私を大切にしてる」という実感がじんわりと湧いてきます。
外見を整えることは、心を整えることにもつながっているんですね。
何か特別なことをしなくてもいい。「誰かのため」ではなく、「自分のため」にお気に入りをまとう時間は、
毎日を少しずつ前向きにしてくれます。
5.「○○しなくきゃいけない」から「○○してもいい」に言い換える
日々の中で、私たちはついつい「〇〇しなきゃ」と自分を追い立ててしまいがちです。
- ごはん作らないといけない → 好きなようにごはんを作ってもいい
- 掃除しなくちゃ → 気が向いたら掃除をしてみるといい
- ちゃんとしなくちゃだめだ → ちゃんとしなくてもいい、ありのままの自分でもいい
でも、これを「〇〇してもいい」に言い換えるだけで、驚くほどに気持ちが軽くなります。
言葉を変えるだけで、義務感から解放されますよ。
「義務感でやる」よりも、「自分が選んで行動している」という感覚のほうが、ずっと気が楽で気持ちよく過ごせますよね。
小さな言い換えですが、心の中の圧力がふっと軽くなる感覚になります。
日々の言葉遣いを優しくするだけで、自己肯定感も少しづつ育っていきます。
なかなか自己肯定感が上がらず、落ち込む日はどうする?

自己肯定感を上げようと心がけても、「落ち込む日」はあると思います。
そんな日は、「今日は疲れてるんだな〜」と、ただただ受け止めるようにしています。
何かをしなきゃと思うと苦しくなるので、「今日は何もしない日」と決めるのも立派なセルフケアです。
頑張りすぎてしまうアラフィフ世代。休む習慣が必要なのかもしれませんね!
まとめ アラフィフこそ、自分を大切にする習慣を
- アラフィフ世代は自己肯定感が下がりやすい時期
子育てや仕事の一区切り、更年期などの影響で「自分に自信が持てない」と感じやすくなる。 - 「自己肯定感」は完璧さではなく「ありのままの自分を認める力」
できる・できないに関わらず「私は私でOK」と思えることが、心の土台になる。 - 自己肯定感が高まると、心が安定し前向きに生きやすくなる
他人と比べずにいられる・挑戦しやすくなる・心と体の声に敏感になるなどの変化が起きる。 - 日常に取り入れやすい5つの習慣で、自己肯定感を育てられる
朝のメッセージ、自分を褒める時間、身だしなみ、SNS断ち、言葉の言い換えなど、小さな工夫が大きな変化を生む。 - 落ち込む日は「何もしない」と決めるのもセルフケアのひとつ
頑張りすぎず、休むことも大事。「今日は疲れてるんだな」と受け入れるだけでも十分。
自己肯定感は、誰かに認められることではなく、日々の自分との向き合い方で、少しづつ育てられるものなんだと感じています。
アラフィフ世代は、これまでにたくさんの経験を積んできたので、自分に厳しくなりやすく、自己肯定感が揺らぎやすい時期です。
でも、日常の中にほんの少しやさしい習慣が取り入れることで、「私はこれでいい」と感じられる土台を作っていくことができます。
完璧じゃなくても、自分を受け入れることが、これからの人生を豊かにしてくれる一歩となるでしょう。